大規模改修工事実績

防水工事実績

Business

工事のプロセス

1工事準備期間

仮設計画

居住者の方々の生活と安全を第一優先に考えます。
足場の組立範囲・現場事務所、仮設トイレ、資材置場の設置場所・駐車場の利用範囲等を管理組合様にご提案・承認をいただき、工事着工となります。

工事説明会

居住者様への説明会を開催します。説明会では、主として現場代理人から工事の範囲や内容、お願い事項、安全上の注意点などが説明されます。また、工事に対する質問や不安なことにお答えします。
着工前に施工会社と一般居住者の方々が顔を合わせ、直接質疑応答が行える唯一の機会です。

近隣挨拶

マンション周辺の住民の方に、工事実施においてのご挨拶を弊社にて行います。(工事期間、騒音・臭気発生のご理解および安全上の注意事項をご説明します。)

2直接仮設工事

建物の外周に鋼製の足場を設置します。通常改修工事では幅約60cmのクサビ式足場を使用しますが、敷地スペースの状況や、建物形状によっては単管足場も 併用します。足場の外周は透過性のあるメッシュシートで覆い、塗料等が外部へ飛散しないようにします。建物の出入口部分は足場に開口を設け、足場組立後も 出入りが安全に行えるよう、ガードを行います。防犯対策として進入防止金網を1階廻りに取付けます。また、敷地条件に応じて足場組立てが困難な場合はゴンドラを設置することも可能です。

3下地補修工事

タイル浮き補修(樹脂注入工法またはタイル張替え)

通常外壁タイルは、タイル張り付け用モルタルにより、コンクリート面に貼られています。そのモルタルとコンクリートの接着が弱まり、隙間が生じた状態を『浮き』と呼びます。そのままにしておくとタイルの剥落につながるため、その隙間にエポキシ樹脂の接着剤を充填して固定を行います。タイルの浮きは表面を見ただけでは、判別することが出来ません。事前に調査を行い打診という方法(タイル表面を専用の器具で軽くたたき、その音の高低により浮きの存在を確認する)により、補修箇所の特定を行います。その際調査漏れがないよう入念に打診を行うことが重要となります。また、浮きの範囲や程度によっては張替えを行う場合があります。

タイルひび割れ補修(タイル張替え)

割れたり、破損したりしたタイルは、部分的に張り替えて補修を行います。タイル下で躯体(建築物の主要な部分)コンクリートが割れている場合は、コンクリートのひび割れ補修を行った後に新規にタイルを貼ります。新築時のタイルがマンション内に現存していれば、通常、貼り替え用タイルはそれを使用しますが、残っていない場合、同じタイルを手配するか、近似色タイル(既に新築時のタイル品番が生産中止となっている場合が多いため)を用いて、貼り替えを行います。部分貼り替えとなるため、貼り替えを行わない周辺タイルとの色合いの違いや段差が生じないよう、注意して施工する必要があります。

ひび割れ補修(すり込み工法・Uカットシーリング工法・樹脂注入工法)

躯体に生じたひび割れには、大きく分けてコンクリート自体の収縮により生じたものと、建物の構造上の理由から生じたものがあります。前者の場合、挙動(割れが広がったり縮まったりしようとする動き)の無いものが多く、割れ内部にセメント材等を充填して修復を行います。それに対して後者の場合、挙動があり、今後も割れが大きくなる可能性があるため、Uカットシーリング工法を多く用います。この工法では割れ部分に溝を作ってシーリング材を充填することで、割れが広がろうとする動きにシーリング材がついていきます。

鉄筋爆裂補修

コンクリートは元来アルカリ性ですが、風雨にさらされ年月を経た結果、次第に表面から中性に変わってゆきます。そうするとコンクリートは強度を失い、脆くなるとともに、内部の鉄筋も腐食しやすくなります。内部で腐食した鉄筋が膨張し、周辺のコンクリートを押し上げた状態を鉄筋爆裂と呼びます。コンクリートが押し出されてひび割れ、そこからさらに雨水が侵入して、鉄筋の腐食がさらに進行するという形になり、放置すればするほど、劣化が進みます。こうした箇所の補修は、まず脆弱化したコンクリート・鉄筋の錆を除去し、鉄筋に防錆材を塗付した上で、樹脂モルタルによる埋め戻しを行います。

シーリング工事(サッシ廻り・躯体目地)

窓や扉の枠周辺、外壁の目地部に充填されている、ゴム状のものをシーリング材といいます。建物全体の動きにもっとも大きく影響され、隙間が生じやすい箇所に充填されており、その箇所からの雨水侵入を防ぐ役目をします。シーリング材は硬化する際に水分を嫌うため、施工時は天候および湿度に充分注意する必要があります。また、シーリング材は部位や仕上げ材において、適した材質選択が重要となります。

4洗浄工事

高圧水洗浄

外壁表面に付着した汚れを落とすとともに、表面的には目立たない劣化箇所を露出させるために行われます。外壁塗装面については、水を高圧で噴出(ジェット水噴出)させることで、表面の埃や苔を除去します。高圧水は通常1平方センチメートルあたり、120~150kgの 圧力がかかるため洗浄作業時は窓をしっかりと閉めていただく必要があります。他に温水洗浄や超高圧水洗浄等があり、建物の汚れ具合や既設塗膜を撤去するか否かで工法を選択します。

タイル面薬液洗浄

タイル面に付着した黒ずみ等の油分を含む汚れは、高圧水を当てただけでは完全に落とすことができません。そのため、タイル洗浄用の薬剤を用いて、こすり洗いを行います。洗浄用薬剤には、中性洗剤、酸性洗剤、アルカリ性洗剤、バイオ洗浄剤等があり、これらの中から選択を行いますが、その際周辺環境への影響を考慮することが重要となります。あまりに強い薬剤を使用すると、臭気の発生や金属面への付着による変色、植栽の枯れ等が懸念されます。

5外壁塗装工事

外壁塗装工事

美観の刷新や、躯体コンクリートを塗膜で保護し中性化を防ぐため、改修工事における外壁塗装が実施されます。コンクリート面のひび割れの動きに応じ、伸縮性を有する塗材が選択されることが多く、上塗り材の色を選択することで今までとはイメージを一新した美観を実現することも可能となります。外壁面塗装作業の場合、非塗装箇所(タイル面や窓サッシ等)を充分養生(塗料が付着しないようビニールで覆う)することが施工上重要となります。この際、窓の開閉ができなくなるため、バルコニー壁面塗装時は出入りができなくなる期間が生じます。

鉄部塗装工事

風雨にさらされる建築物外面のうち最も劣化が早く進行するのが鉄製部材であり、新規に塗装を行うことで、錆の発生・腐食の進行を遅らせるのが目的です。改修工事においては、一般的に現状塗装されている塗膜の脆弱箇所や錆を除去し錆止め塗装ならびに上塗りを行います。鉄部塗装においては、塗装前にケレン(サンドペーパーや工具による目荒し)を入念に行うことが重要ですが、マンション等の建築物における鉄部は形状が複雑なものが多く、機械工具を用いたケレンが困難となることが多いため手工具によるケレンを入念に行い、コーナー部等腐食しやすい箇所の重ね塗りを充分に行うことが、腐食の進行を遅らせるために重要となります。

6防水工事

屋根は建物の中で最も過酷な条件下におかれており、熱・紫外線・オゾン・酸・アルカリなどの科学的要因は建物の劣化を早め、また雨水の漏水は建物の躯体に大きなダメージを与えます。防水工事は施工表面がきれいに見えるため、どうしても見た目の良し悪しで判断されがちです。 しかし、雨水はわずかな隙間からも建物内に浸食していく為、表面だけでなく見えない部分まできちんと防水処理を施せるかどうかが重要となってきます。
屋上の状態や既存の防水層などによって、防水工法を選ぶ必要があります。防水層を撤去するのか? 既存の防水層の上からかぶせるのか?防水工事にはあらゆる条件に対応できるように、たくさんの工法があります。予算によっても防水工法や仕様が変わってきます。

7バルコニー床改修工事

雨が降り込むバルコニーにおいて、その床面コンクリートに雨水が侵入するのを防ぐために行われます。工法としては、狭い場所においても施工性が良いウレタン塗膜防水や、配色や模様を選択できる防滑性塩ビシートがあります。工事期間中は、バルコニーへの出入りができなくなる期間が生じます。

8開放廊下・外部階段床改修工事

廊下・階段の防水は、防水の必要性に加えて、マンション共用部としての意匠性(趣向・デザイン)が重要視される部位であるため、配色や模様が豊富な、防滑性塩化ビシートを張り付ける工法が多く採用されています。この工法の場合、シートのジョイント部・端部のおさめ方により、美観が大きく左右されるため、熟練した施工技術を要します。また、長期間通行止めにすることができない箇所であるため、極力通行に支障がないよう施工することも重要なポイントとなります。

9改善・改良工事

外壁改修工事と同時に、お客さまのご要望に応じて、出入り口のスロープの増設など、マンションライフをより快適にするためのさまざまな建築改良工事もお引き受けし、優れた実績を上げています。単独での工事に比べて費用の負担も少なく、リニューアル効果が一段とアップします。

  • スロープ設置
  • 照明器具取替え
  • 集合郵便受け取替え
  • 階段手すり設置
  • 駐車場舗装
  • フェンス新設